2018年11月22日木曜日

11月15日の講義のレジメ

これは15日の授業で説明しようとしていたことを少し補ったものです。
  1. 若者の「過激化」関連
    1. 4つの要因
    2. やさしさの治癒力
  2. ユダヤ陰謀説
    1. アメリカでの襲撃事件
      • 移民政策との意外な関係
      • ホンジュラスからキャラバラは「侵略者」
      • 極右団体は「白人ジェノサイド」が行われていると言う
      • ジョージ・ソロスや難民支援団体「HIAS」(ユダヤ系)がその黒幕との陰謀説がある
    2. 背景にはユダヤ人には特別な力があるという発想がある
      • シオン賢者の議定書
      • 放送大学の高橋和夫氏によるイスラエ支援に関する単純する説明
  3. メディア・ジャーナリズム -- 安田純平氏から学ぶべき教訓
    1. 情報は「無料」ではない
    2. 戦争などの被害者に共感させる報道は貴重だ
  4. 日本の「外国人材」受け入れについて
    1. 「移民」と言わない理由は何か?
    2. 「使い捨て」が前提になっている政策は破綻する
    3. アメリカは長年移民による社会への貢献を重視してきた
      • 世論調査
      • 音楽(西部劇やソールの事例)

2018年10月25日木曜日

授業で紹介したTEDの動画

日本のことはときときにアメリカのメディアなどで話題になります。その例として次の動画を紹介しました。

The Art of Choosing

2018年10月11日木曜日

2018年7月23日月曜日

テキストに関する問題について

講義でやこのブログの「試験」というページでも説明してきたように、期末試験の6割は講義に関する問題で、残りの4割はテキストに関する問題となります。ここでは、テキストに関する問題に関連のスライドを紹介したいと思います。
下記の語句の中から 2 つ選び、中根千枝著『タテ社会の人間関係』で展開されている理論で言う「場」や「資格」の概念との関係をできるだけ詳しく(裏 面も使って)、『タテ社会の人間関係』からの具体的な例を紹介しながら説明してください。
 「下記の語句」は講義でも紹介していなく、ここで紹介できませんが、本の中で話題になる事柄が中根氏の言う「場」や「資格」とどのような関係があるかを説明することになります。本を読みながら、それぞれの例などは「場」や「資格」とどういう関係があるについて考えると答案が書きやすくなると思います。

2018年7月20日金曜日

講義に関する試験問題について

講義やこのブログの「試験」というページでも説明してきたように、期末試験の6割は講義に関する問題で、残りの4割はテキストに関する問題となります。ここでは、木曜日の講義で講義に関する問題に関して使ったスライドの一部を紹介したいと思います。

まず、問題のパターンとして
A と B の関係を説明せよ。例えば、「目的と何々」

Aという概念の概要を書いた上で、講義で紹介された例を一つ選び、概念との関係をを説明せよ。
のようになると説明しました。また、二つ目のパターンの方が圧倒的に多くなります。

実際に試験に出る問題を事前に知らせることができませんが、試験に出ない概念に関する問題を例にとりあげ、答え方を示したいと思います。

講義で「確証バイアス」という概念を少し話題にしましたが、その際に「今回は試験に出ません」と言いました。もしも試験で問題にすると仮定して、次のような問題になるでしょう。
講義で紹介した確証バイアスという概念の概要を書いた上で、講義で紹介された例を一つ選び、概念との関係をを説明せよ。
そして、私自身がこの問題に対する答案を書くとしたら、おおよそ次のようになると思います。
「確証バイアス」とは、人が持っている先入観に合う事柄や事例を見たときには「ああ、やっぱり」と「確証を得た」ように重視するのに対し、その先入観に合わない事象などに出会っても、例外などと軽視し、その先入観(今まで信じてきたこと)を修正しようとしない、という心理学的な傾向です。講義でこの概念が話題になったきっかけは、アメリカのスタバックスで起きた問題に関するビデオを見た複数の受講生が「以前に、黒人がチップを盗んだことがあった」と解釈していたことです。実際に、ビデオの中では「以前、チップが盗まれたことがあった」としか言っていなく、犯人は黒人だったとは言っていてなかったのに、「黒人=犯罪」という発想を持ってその黒人差別に関する話を聞いていたら、「やっぱり、黒人による犯罪が起きていて」と、その「黒人=犯罪」の「確証」を得たような印象を受けやすい説明でした。
問題と解答はよく噛み合っているのではないかと思います。講義で説明したように、説明のそれぞれのフレーズが採点基準となり、答案に求められた内容等が入っているかどうかをチェックすることになりますので、答案を書いた後に、設問に照らし合わせて、すべての部分に答えたかどうかをよく確認することをお勧めします。

なお、上の例が「確証バイアス」の最も典型的な事例とは言えないと思います。そのこともあって、今回試験で問わないことにしました。

2018年6月21日木曜日

動画に関する課題

本日の講義(6月21日)で紹介するリンクはこちらです。締め切りは27日の午後5時で、その後にリンクは開かなくなります。

2018年5月24日木曜日

これまでの中心概念に関する主なスライド

講義のスライドをManabaに入れてほしいという要望がありました。考えたすえ、全てのスライドをManabaなどを通して提示することは好ましくないという結論に至りましたが、ここで中心概念に関する主なスライドを公開したいと思います。全てのスライドをManabaなどで提示しない理由について講義で詳しく説明します。























2018年1月15日月曜日

秋学期に取り上げた主な内容

秋学期の中心的なテーマはアイデンティティーでした。その関連で、次の概念や事柄について考察してきた。
  1. 属性偏重
    1. 「宗教」という属性
      1. 文明の衝突論とその批判
      2. テロや戦争と宗教の関係
    2. 「人種」という属性
      1. 「人種」の概念
      2. アファーマティブ・アクション
      3. 人種プロファイリング
    3. その他の属性
      1. 「日本人」
      2. 「障害者」
      3. 「反日」
  2. 関連する概念や現象など
    1. 思い込み・考え込み
    2. メディア
      1. 誤解を招く報道など
      2. 第二次世界大戦におけるプロパガンダ
取り上げてきた内容をできるだけわかりやすく生理することを心がけた結果以上の形になりましたが、内容は取り上げた順番になっているとは限りません。

試験では以上の内容関連の問題を出します。どのような内容があったか、その関連で紹介したビデオがあった場合にはどういうビデオだったか、他の講義内容とはどういう関係があるかなどについて、自分の言葉で説明できるように準備すると良いでしょう。

試験では以上の内容に関する問題を6つ以上出し、そのうち3つを選択することになります。したがって、うまく答えられない問題があったも、自信を持って答えられる質問が3つあれば良いわけです。3つの問題の配点はそれぞれ60点で、残りの40点はテキストに関する問題となります。最後の講義で話したように、テキストを実際に読んでいることがわかるように、テキストの内容を具体的に取り上げられるように準備することをお勧めします。

全ての問題は論述形式で試験は参照不可となります。

なお、まだ確認していなければ「成績評定」や「試験や教科書について」のページを確認してください。