2008年1月22日火曜日

試験について

先日の授業で説明したように、テキストに関する試験問題は次のとおりです。
『愛国の作法』において著者の姜尚中氏が一番言おうとしていることは何かについて、本の内容を例示しながら、できるだけ詳しく考察してください。

答案の骨組み、例などを前もって準備してください。

講義で強調したように、問題と答案がきちんと噛み合うことが大事です。例えば、上に「本の内容を例示しながら」とありますので、本に出てくる内容を取り上げることがなければいい点をとることができません。結論として「うんぬんが言いたかったと思います」だけではあまり評価することができませんが、その結論の裏付けとして本からの例が豊富であれば豊富なほど高く評価できます。また「できるだけ詳しく」とありますので、当然短い答案では評価が低くなります。

なお、テキストは残念ながら難解なところが多いと思います。内容がいいとは思いますが、本当は姜尚中氏にもっと分かりやすくまとめてほしかったと思います。まだ具体的な質問が届いていませんが、質問があれば本人に対する返事をメールで送った後にこのブログにその解説を載せたいと思っています。試験当日、答案用紙に「難しくてわかりません」と書くだけでは説得力がありませんので、難しくて困っているのであれば、どこがどのように難しいかを説明してくれるようなメールを前もって送ってください。

頑張ってください。