ここで試験問題そのものを公開することができませんが、だいたいどのような問題になるのか、そしてどのように準備をすればいいかを説明したいと思います。
- どのような問題になるのか?
テキストの主なテーマはアメリカにおける民主主義です。最終回の講義でも説明するように、アメリカという国あるいは国民にとって民主主義はたいへん重要です。しかし、民主主義はアメリカ人としてのアイデンティティーの中心的な概念をなしていることは事実であっても、建国の日から現在にいたるまで、その崇高な理想と矛盾する現実・慣行などがいろいろありました。本書はアメリカの理想としてのデモクラシーとそのデモクラシーをめぐる矛盾(逆説)をさまざまな角度から扱っています。
試験問題ではアメリカの民主主義と関連のあるいつかのテーマや事柄をリストアップして、その中から二つを選んでもらい、そのテーマや事柄関連の本の内容をできるだけ具体的に、できるだけ詳しく要約してもらいます。
- どのように準備をすればいいか?
「できるだけ具体的に」要約してもらうことになりますので、漠然とした記憶しかないとたいへん書きにくくなります。ほんの中の内容を全文覚える必要はありませんので、試験の前に本を見直して、興味をもった内容、驚いた内容、重要だと思った内容などをメモって、試験で具体的に要約できるように準備してください。もちろん、問題そのものを事前に公開していませんので、興味をもった具体的な内容であってもうまく試験問題に関連づけていけるようなものかどうかについては問題そのものを見るまだはわからないでしょう。しかし、アメリカにおける民主主義と関連のある具体的な内容を要約できるように準備をすれば、きっとその準備の多くが投稿を書く上で役に立つだろうと思います。
なお、本書には具体的な「アメリカ事情」のほかに、比較的な難解な理論的な考察も含まれています。今回の問題は理論に関するものにはなりませんので、より具体的な内容を要約できるように準備をするといいと思います。しかし、難解と思われた内容について事前にメールで問い合わせてもらえれば、採点の際にその努力を考慮します。
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