2010年5月1日土曜日

「思い込み」や掲示板に関する感想

昨日の授業で「思い込み」に関する話の続きをしました。その前の授業では、報道ステーションの「気球少年」に関するニュースのなかの字幕が間違っていたことやその字幕を信じきっていた鳥越俊太郎氏が幾十の「思い込み」をしていたことを説明しました。今日はその続きとしてイランのアフマディネジャード大統領の「イスラエルを地図から抹消する」と訳された発言を取り上げました。これも誤訳であったこと、そして誤訳を信じきった多くの報道陣や政治家などの思い込みが危険な状況を一層危うくしたことを説明しました。

昨日の授業のはじめに、前の週に説明した「思い込み」の特徴を一言で表すとしたらどの言葉を選ぶか、と尋ねました。うれしいことに、たくさんのいい答えをもらえました。やはり、授業中に使う「掲示板」で、多くの皆さんが話をよく聞いていて、よく考えてくれていることがわかりました。多くの書き込みをいただいているので、授業中には1つ1つの書き込みについて十分なコメントができない場合がケースが多いのですが、授業が終わった後に読み直してみて、「よく参加してくれているな」と思っているところです。

ただ、同時に、大多数の受講生が授業をよく聞き、掲示板などを通して授業によく参加してくれている一方、よく聞いていない人も1、2割いることもメールを読んでわかりました。というのは、授業でパワーポイントのスライドで見せたように、鳥越氏のコメントは誤訳に基づいていたもので、単なる「思い込み」であったという説明がまるでなかったかのように、「鳥越氏のコメントの主旨」=「授業の主旨」だと思い込んでメールを書いた学生が相当数いました。授業で見せるビデオに興味を持つことは良いのですが、その前後の解説なども聞いてくださいね。

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