2010年5月7日金曜日

授業後のメールの良い例

講義において、メールを取り上げることが多い。しかし、長いメールの場合には本の一部しかスクリーンに映すことができません。それでは頑張ってメールを書いている人はどのぐらい書いているかがわかりませんので、今日は特別に二人の学生からのメールを例として引用したいと思います。
4月30日の授業の要約

今回の授業のポイントは二つだった。
まず、一つ目のポイントは、言葉は単純ではないということである。
ある言語を他の言語で訳すと、ニュアンスが異なる場合がある。
翻訳は単純なものではない。
言葉はイコールではないということを学ぶことが大切である。

そして、二つ目のポイントは、誤訳がありうるということである。
誤訳に関する例として、イラン大統領のイスラエルに関する発言が挙げられる。
ペルシャ語で語られた言葉は、全く異なる意味に訳され、報道されてしまった。
さらに、他の解釈や誤解があるかもしれないという情報すら受け付けないという状況であった。
翻訳は単純ではないため、訳が正確ではない可能性もある。
訳をうのみにせず、間違っているかもしれないと考えることが大切である。

イラン大統領の発言の誤訳には、とても驚きました。
イスラエルの体制の変化を期待した意味合いから、
地図から抹消するとかユダヤ人を皆殺しにするという意味にまで訳されてしまったというのは信じられなかったです。
事実とは全く違う情報を、多くの人々が信じてしまう状況は恐ろしいです。
それが、戦争につながる可能性もあったことも、とても恐いなあと思いました。
確かに、授業でも英語を日本語に訳すこともその逆も難しいです。
訳を全て信じるのではなく、間違っている可能性もあるのだと頭に入れておきたいです。
また、翻訳は単純ではないことを理解しておきたいと思います。
そして、最後の戸田奈津子さんのお話も面白かったです。
戸田さんのことはテレビなどで見て知っっていたのですが、
映画の字幕翻訳のお仕事をされているのは知りませんでした。
字数制限がある中、状況を考えながら言いたいことは残してまとめることはとても難しいと思います。
次の授業も楽しみです。

もう一人の学生から

2010/04/30の比較文化論を受けて。

○:授業の要約
引き続き「思い込み」の話を、メディアと言語に関連付けて話が進んだ。

思い込みを一言で表現すると? 質問の回答は色々あった。
先生は、思い込みの結果よりも、そのプロセスを強調していた。
( process  → result )
「1つの考え」→「思考停止」
「1つの考え」→「間違う」
「1つの考え」→「他の意見を受け入れない」

更にイラン大統領の発言をプロパガンダにしたニュースや、戸田 奈津子さんの翻訳に関する話を例に取り上げ
言語をそう簡単に対応付けられない事、メディアが誤解を助長する可能性もある事を論じた。

○:感想
"Wiped off the map!!"
先生の説明を聞いていても、繰り返されると恐ろしげな気持ちになってきますね。

日本の政治家が「女性は産む機械(柳沢)」「日本は神の国(森)」と発言したとして
必要以上に失言だと騒がれていた事件を思い出します。
実際にはそれほど過激な発言はしていなかったのです。
国内ニュースでもこれだけ誤解が出るので、翻訳を通せばもっと酷いのは納得です。

そういえば、先生の話を全然聞かずに、ビデオだけ観て感想を送った人がいましたね。
先生からしたらそういう学生もいるのは当たり前なのかもしれませんが、個人的に興味深かったです。
いくら頑張って先生が伝えようとしても、聞く気がない人には誤解されるものなのだなあ、と……そして、外国人に対する誤解なども、もしかして全く同じようにして起こるのではないか、と……

この2つは特にいいと思います。もちろん、この二人だけでなく、他の学生からもたいへんいいメールが来ていますが、とりあえず最近読んだこと2つを例として紹介しました。全員がここまでやる必要はないだろうと思いますが、この二人が毎回このように書いてくれれば「A」の成績はほぼ間違いないと思います。というのは、毎回丁寧に講義内容の要約を書けば、内容が自然に頭に残るようになって、期末試験では楽に答案が書けるようになると思います。また、万が一期末試験でいい点が取れなくとも、このようなメールがほぼ毎回来ていれば、「B」の素点、場合によっては「C」の素点でも「A」の評価になると思います。

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