2011年1月7日金曜日

「人種」という概念

先週の講義に対するメール及び私からのコメントです。
  • 受講生から:「今日の授業で戦争のビデオを見て私は想像や聞いていた以上の悲惨さを感じました。人を殺す意識もなくなりただ虫を退治するようになっていたと聞いてとても信じられませんでした。悪気はなくただ使命感だけで行動していた人の気持ちがわかるわけではないが、否定できないところが戦争のすべてなのではないかと思いました。人を殺さなければ自分が殺され、自分の国のために一生懸命はたらいた兵士をせめることはできないと思いました。時代は違えど戦争に対する苦悩や葛藤はとても計り知れないものだと考えました。私たちができることは国単位であの国のはこうだという固定概念を捨てることではないかと思います。」

    マスデン:「私たちができることは国単位であの国のはこうだという固定概念を捨てることではないかと思います。」というのはそのとおりだと思います。

    暗いビデオではありますが、ビデオを通して過去の過ちについて考えることによって、似たような悲劇を回避できればいいと考えて、見せました。その主旨を理解してくれたことはうれしいです。

    ところで、このビデオとその後の人種に関する講義内容との間に密接な関係があると思います。アメリカ側が「人種」という概念を悪用して、人間性を否定するプロパガンダを作りました。人間性の否定は殺戮を可能にすると思います。
  • 受講生から:「人種という概念は、非常にあやふやなものである。私は、黒人が非常に運動能力が優れていると思っていた。しかし、やはり人によっては、運動能力が低い人もいる。だから、黒人だけが優れているとゆう概念を変えようと思った。」

    マスデン:そういうことです。スライドがうまく出てきませんでしたが、集団の差よりも個人差が大きいです。できれば、その点について次回補足したいと思います。

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